妖怪(ようかい)は、伝承される民間信仰において、人間の理解を超える奇怪で異常な現象や、あるいはそれらを起こす、不可思議な力を持つ非日常的・非科学的な存在のこと。古代の日本では、「妖怪」という語は「怪しい奇妙な現象」を表していたが、様々な神や伝承や怪談や宗教や価値観と結びつき、詳細の解らない現象を、具体的な形を持ったものの仕業としたため「怪異を起こす存在」を妖怪と呼ぶようになったと考えられる。
~Wikipediaより抜粋
嘗て人々に畏怖された妖怪はとうの昔に滅び、その存在は伝説上のものとなった。然し彼等は自らの身が滅びようと、自らの力を後世に残すべく或る物を遺したのである。それはまるで呪いの様にこの世界にこびりつき、 "呪物”と呼ばれた。"忌児 "と呼ばれる人間の肉体に根を張り、己の力を植え付けた。名だたる妖は滅びようと、人ならざる存在は消えない。人の感情を餌に育った「怪異」と呼ばれる存在が世に蔓延り、平和な日常を密かに乱していたのである。
人々の日常が乱される事を危惧したとある "忌児"は警察に小さな組織を作った。それが 『特務課』と呼ばれる少数精鋭の異能組織。更に法律に縛られた特務課よりも自由に怪異事件の解決へと挑む 『探偵事務所』が生まれる。彼等は怪異によって乱される日常を"忌術”と呼ばれる妖が遺した術によって平穏な日々に戻そうと日々尽力している。
然しその平穏を崩そうと人為的に手を伸ばす輩もいた。『百鬼夜行』と呼ばれる反社会的組織である。彼等は妖を甦らせ、妖が支配する世を作るべく水面下で活動していた。怪異を集め、人命を奪い、己の理想を掴み取ろうと。
そして2025年春。特務課、探偵社、百鬼夜行。三つ巴の戦いが今、始まる。
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【世界観について】
時は2025年。そう遠くない未来の話。一般の人々は呪物の存在も怪異の存在も知らない。人々の暮らしぶりについては現代と余り変わらない様子。妖怪は滅びている。
【忌児(きご)】
生まれつき怪異を "見る事が出来る"人間。見る事、触れる事が出来るが怪異を祓うことは出来ない。怪異が見えること以外はただの人間である。神社仏閣に関わる家系の人間に発現する事が多い、また隔世遺伝する事が多いと言われているがその実態は不明。忌児が呪物を手にすることによって怪異を祓う能力を手に入れるようになる。
【忌術(きじゅつ)】
怪異を祓う能力、異能のこと。入手条件は忌児が "呪物”を手にする事である。呪物に関しては後述。手にした呪物に関連する忌術を持つ事が多い。忌術は基本一人ひとつのみ行使でき、応用を効かせて幾つもの技に発展させる事も出来る。
【呪物】
呪物とは、嘗て存在した"妖怪”が封印された忌むべき物体。例えばそれは妖怪の遺体の一部であったり、妖怪が生前所持していた物品であったりと形は様々である。一般人が見れば普通の骨董だが、忌児が目にすればその禍々しさが分かるであろう。忌児に取り憑き、我が力を後世に残さんと肉体に根を張る。基本的にただの物であるためそれ自体に意思は既に無い。呪物は破壊されても廃棄されても必ず持ち主の手元に戻り、必ずしも身に付けている必要は無く、食して身体に取り込む事も可能。また、呪物に気に入られた人間はその妖怪の性質に身体が近付く事が稀にある事も確認されている。(日本の妖怪のみ)
【怪異】
怪異とは人間の "負の感情”から生まれた存在。膨大な恐怖、哀しみ、怒り等が集まると力を持ち怪異となる。視認出来るのは忌児のみであるものの、怪異が更に大きな力を持つと“都市伝説”となり忌児でなくとも視認可能になる。怪異は理性を持たぬただの怪物だが、怪異の存在に噂が付き、その噂に恐怖心を抱いた人間が多いほど膨大な力を持ったのが都市伝説である。どの忌児にも憑いていない呪物を取り込む事で更に強大な力を得る事が確認されている。忌術又は呪具にて退治可能。
【呪具】
ある特殊な金属で出来た武器。この武器で傷を付ける事によって怪異は祓われ、その怪異は二度と現れる事は無い。一見普通の武器である。
【警視庁・特務課】
警視庁に存在する小さな課。警視庁内でも存在が隠匿されており、怪異事件の解決や呪物の管理、忌術を持った忌児の把握を行う。実際に怪異事件の解決に赴くことは少なく、殆どを“怪異専門探偵事務所"に依頼している。呪物が直接関わる怪異事件は特務課の人員が直接介入する事が多い。基本的にスーツの着用が求められる。
【怪異専門探偵事務所】
表向きはただの私立探偵事務所であるが、その名の通り怪異事件の解決を専門とする機関。特務課からの依頼の解決、一般人からの依頼の解決が主な仕事。渋谷区の雑居ビルの一室が本拠地。忌術を所持していても上手くコントロールが出来ない者、強力な忍術を持っていない者でも基本的に忌術を所持していれば所属可能。経歴や生まれは問わない。
【百鬼夜行】
横浜に本拠地を構える反社会的組織。妖怪を甦らせ、妖怪が覇権を握る世界を作ろうとしている。呪物の研究を独自に行い、人為的に怪異を発生させる装置等を所持しているとの噂も。構成員は皆が忌術を所持した忌児であり、忌児以外の人間は人間と思っていない者が多い。非人道的な怪異を使用したテロ等を幾度にも渡って行っているが逮捕されるのはいつも末端の構成員のみ、未だ組織の全容が分かっていない謎めいた組織。
【諸注意】
・デュラチャの基本ルールはお守り下さい。
・当なりは戦闘メインとなりますが、同陣営の方と日常を過ごして頂いても構いません。
・豆ロル、五月雨ロル、確定ロルは返信に困りますのでおやめ下さい。また、当なりは二枠以上のロルを常に回す事が出来る方の参加推奨をしております。
・余りに態度の悪い方や上記のロルが見られた場合は一度警告、その後も改善されない場合除籍となります。またストーリー進行に影響を及ぼす場合警告無しで除籍にする場合がございます、申し訳ありません。
・無断転載、無断使用等ダメ、絶対。自作イラストをご使用下さい。メーカーを使用する場合はメーカー名のご記入をお願い致します。
・恋愛等に関しましては3L自由ですが、過激なものは裏でお願い致します。
・部屋立ては自由です。立てた際は掲示板に書き込みをお願いします。
・荒らし様、名無し様、匿名様の書き込みは御遠慮下さいませ。
・予約の際、予約する妖怪、役職を記した上でご予約をお願い致します。予約期間は3日となります、ご了承ください。
・その他、なりきりやキャラクター作成に関して質問等あればお気軽にお願い致します。
・当スレは「怪異探偵社」という前スレが存在します。が、続編ではありませんので前スレに参加している必要はありません。また部屋での前スレの話はやめましょう。
・部屋を立て、参加者様が部屋に三人以下しかいらっしゃらない状態が五日以上続きましたら当なりきりは閉鎖となります。お気を付け下さいませ。
・以上をご了承頂ける場合、書き込みの文頭に♡をお付けください。それ以外の方の書き込みは申し訳ありませんが反応致しません。
【募集】
○警視庁特務課
・特務課長/ 1名
・所属警官/ 3名 / 18↑。学生不可
〇探偵事務所
・所長/ 1名
・副所長/ 1名
・社員/ 8名
〇百鬼夜行
・首領/ 1名
・副首領/ 1名
・構成員/ 10名
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前スレに少しだけ要素を付け加えた世界観等を投下しておきます。改良などして頂いて構いません。